1.湾岸24時
作詞:中島みゆき
作曲:椎名和夫
聞こえない筈など ありはしないのに
妬いてくれる値打ちさえ ないというの
気にかけてほしいわ 何処へ行ってたかと
問いつめてほしかった 愛のように
BAY-AREA 午前0時
不思議な言葉を聞く
何ンて言ってるの 潮騒みたい
もう一度戻るなら 時の流れを停めて
こんな筈じゃない 時の流れに変えて
もう一度戻るなら 時の流れを停めて
こんな筈じゃない 時の流れに変えて
裏切りをあなたが悲しまないなんて
むしろ2人潮時と喜ぶなんて
意外な成りゆきに涙も出やしない
蒼ざめるだけなの 凍りついて
あなたからジェラシー 恵んでほしかった
他に何も望んでやしなかった
BAY-AREA 午前0時
不思議な言葉を聞く
何ンて言ってるの 潮騒みたい
もう一度戻るなら 時の流れを停めて
こんな筈じゃない 時の流れに変えて
もう一度戻るなら 時の流れを停めて
こんな筈じゃない 時の流れに変えて
笑んであげる 笑んであげる 鸚鵡返しに
笑んであげる 笑んであげる さながら他人
もう一度 戻るなら 時の流れを停めて
こんな筈じゃない 時の流れに変えて
もう一度 戻るなら 時の流れを停めて
こんな筈じゃない 時の流れに変えて
もう一度 戻るなら 時の流れを停めて
こんな筈じゃない 時の流れに変えて
もう一度 戻るなら 時の流れを停めて
こんな筈じゃない 時の流れに変えて
2.御機嫌如何
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
もしも 離れ離れになっても 変わらないと
あれほど誓った ことばが風に溶けてゆく
なさけないものですね あなたを忘れました
女は意外と 立ちなおれるものなのでしょう
御機嫌如何ですか
私は あいかわらずです
泣いてる日もあります 笑う日だってあります
氷の女発の 手紙をしたためます
あなたも 私を もう気づかわないでいいわ
そうよ日々の暮らしは 心とは別にゆく
泣きすぎて 血を吐いて 喉でそれでも水を飲む
人形たちのような ヒロインじゃあるまいし
嘆いていないわ うぬぼれないでほしいのよ
御機嫌如何ですか
私は あいかわらずです
泣いてる日もあります 笑う日だってあります
氷の 女発の手紙をしたためます
あなたも 私を もう気づかわないでいいわ
御機嫌如何ですか
私は あいかわらずです
御機嫌如何ですか
私を 覚えていますか
氷の女発の 手紙をしたためます
涙で 濡らした 切手を最後に貼ります
3.土用波
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
昔の歌を聴きたくはない
あの日が二度と戻らないかぎり
なつかしい名前口ずさんでも
砂を崩して 土用波がゆく
愛の重さを疑いながら
愛に全てをさらわれてゆく
伝えそこねた言葉のように
雨をはらんで 土用波がゆく
あなたの髪から私の髪へと
流れ落ちる 土用波の音
溜息まじりの潮風を泳ぐ
折れたカイトに見覚えはないか
愛の重さを疑いながら
愛に全てをさらわれてゆく
あなたの髪から私の髪へと
流れ落ちる 土用波の音
流れゆけ流れてしまえ立ち停まる者たちよ
流れゆけ流れてしまえ根こそぎの土用波
愛の重さを疑いながら
愛に全てをさらわれてゆく
伝えそこねた言葉のように
雨をはらんで土用波がゆく
4.泥は降りしきる
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
なんだァ そういうことかァ
言ってくれないんだもの
期待してしまった 仕度してしまった
あたしだけバカみたい
やだなァ これじゃまるで
なんか悪気みたい
愛し合う二人の邪魔してるだけみたい
可っ笑しいね この姿
※泥は降りしきる泥は降りしきる
裸足で遡るハイウェイ
泥は降りしきる泥は降りしきる
みぞれまじり GOOD-BYE※
そうよね いない筈はないよね
いい人だもんね
あたし ほら これだから
うぬぼれる質だから
よくあるんだ 気にしないでよ
いいよォ ごめんだとか
べつにィ 平気だから
好きだとか 嘘だから
あれ みんな冗談だから
ほら 笑っているでしょう
(※くり返し)
5.ミュージシャン
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
今から20年後に もう一度会ったなら
僕は何をしてるだろう
どうやって暮らしてるだろう
他にできることもなし この齢になってるから
じっとベンチで暮らしてる
それより他ないだろうか
人生は長過ぎて僕の手に負えない
生意気な若い日のツケが回ってくるのか
「ミュージシャン さみしいことを言わないで」
「ミュージシャン 長生きは辛いことじゃないはずよ」
20才の頃とは違う あの頃はひとりだった
傷口を舐めるように 音に浸っていたけれど
愛する者に与えてやれるものが欲しいんだ
身勝手過ぎる憧れを
押さえ込むのが闘いさ
膝を抱え泣くのはもうたくさんだけれど
ふたりで泣いてるのはなおさら辛いじゃないか
「ミュージシャン かなしいことを言わないで」
「ミュージシャン 何処でもついてゆけるものよ女は」
12才の頃 野球選手になりたかった
今でも夢にみるさ マウンドにあがってる
夢の中ではいつもヒーローさ
やせっぽちのくせに不思議とヒーローさ
だけど 8回の裏
投げ方を忘れてマウンドを降ろされる
やりきれぬ笑いばなしさ
かなしい夢さ
カウントが流れだすと 愚かな血が騒ぎだす
すまし返った街の角を はしゃぎながら翔けてゆく
「ミュージシャン さみしいことを言わないで」
「ミュージシャン 長生きは辛いことじゃないはずよ」
「ミュージシャン) 「かなしいことを言わないで」
「ミュージシャン 何処でもついてゆけるものよ女は」
6.黄色い犬
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
Yes, I'm Yellow
Yes, I'm Yellow
Yes, I'm Yellow
Yes, I'm Yellow
言い寄る男を袖にして 情のなの字もありゃしない
あたしのすべてに惚れたなら あたしがゼロでも好きかしらね
つれない素振りにそそられて 女の値段はつり上がる
あたしの昔を許すなら あたしの明日も許すかしら ねぇBoy
素っ裸で I Love You
素っ裸で I Need You
何ンにもない女でも 愛してくれますか
街じゅう怯える顔役が あたしの後ろで糸を引く
それゆえあたしはちやほやと 言い寄る男に こと欠かない
あたしを落とせば顔役と タイはるつもりの男たち
あたしは飾りのただの犬 口添え役にもなれないわ 残念ね
素っ裸で I Love You
素っ裸で I Need You
何ンにもない女でも 愛してくれますか
素っ裸で I Love You
素っ裸で I Need You
何ンにもない女でも 愛してくれますか
こんどの男は違うはずだから もう一度信じてこれきりよ
男のことだと思うでしょう 女の話に見えるでしょう
言えない危い話なら 騙りと譬えは紙一重よ
彫り深く描けコスメティク 白く白く塗れコスメティク
雨のシャワーひと降り浴びりゃ 黄色い肢した犬に変わりない
Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ
Yes, I'm Yellow 月の色
Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ
Yes, I'm Yellow 月の色
Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ
Yes, I'm Yellow 月の色
Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ
Yes, I'm Yellow 月の色
こんどの男は違うはずだから
もう一度信じて これきりよ
Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ
Yes, I'm Yellow 月の色
Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ
Yes, I'm Yellow 月の色
Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ
Yes, I'm Yellow 月の色
Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ
Yes, I'm Yellow 月の色
Yes, I'm Yellow
Yes, I'm Yellow
Yes, I'm Yellow
Yes, I'm Yellow
7.仮面
作詞:中島みゆき
作曲:甲斐よしひろ
おあいにくさま 何を期待してたの
甘い慰め 無言のぬくもり
そんなに震えて 何を怯えてるの
あれはあんたの正体じゃないか
知ったことじゃない あんたの痛み
勝手に底まで 落ちぶれるがいい
羽振りの良かった時代のように
思い上がった口をききなさい
己れを知らない 子供のように
なんでもできそうな 口をききなさい
ねぇ 覚えてやしないでしょう
あたし あんたが文無しだった
頃から 近くにいたのにさ
近くで見とれていたのにさ
捨てゼリフ無しじゃ 町を出られやしない
そして誰でも内緒で戻るよ
下りの坂なら 落ちる先は海
そうさ あんたの生まれた町へね
惨めな歌なんかブルースシンガーに
くれてやるがいい 捨てちまうがいい
ぼろぼろになって 獣がむせぶ
失うものは もう何もない
ぼろぼろになって 獣が眠る
あたしは邪険に 抱きしめる
ねぇ 覚えてやしないでしょう
あたし あんたが文無しだった
頃から 近くにいたのにさ
近くで見とれていたのにさ
ぼろぼろになって 獣がむせぶ
失うものは もう何もない
ぼろぼろになって 獣が眠る
あたしは邪険に 抱きしめる
ねぇ 覚えてやしないでしょう
あたし あんたが文無しだった
頃から 近くにいたのにさ
近くで見とれていたのにさ
8.クレンジング クリーム
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
クレンジングクリームひと塗り いやな女現われる
クレンジングクリームひと塗り ずるい女現われる
クレンジングクリームひと塗り 嘘つき女現われる
クレンジングクリームクレンジングクリーム
いらない女 現われる
クレンジングクリームひと塗り 醜い女現われる
クレンジングクリームひと塗り 汚れた女現われる
クレンジングクリームひと塗り 卑しい女現われる
クレンジングクリームクレンジングクリーム
いらない女 現われる
クレンジングクリームひと塗り 老いた女現われる
クレンジングクリームひと塗り しつこい女現われる
クレンジングクリームひと塗り 馬鹿な女現われる
クレンジングクリームクレンジングクリーム
いらない女 現われる
クレンジングクリームひと塗り 安い女現われる
クレンジングクリームひと塗り 邪魔な女現われる
クレンジングクリームひと塗り 退屈な女現われる
クレンジングクリームクレンジングクリーム
いらない女 現われる
クレンジングクリームひと塗り 淋しい女現われる
クレンジングクリームひと塗り 捨てられた女現われる
クレンジングクリームひと塗り いらない女現われる
クレンジングクリームクレンジングクリーム
泣いてる女
9.ローリング
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
工事ランプの凍る路地をたどって
探しあぐねた たむろできる場所を
昨夜 騒いだ店は 客を忘れて
一見相手の洒落た挨拶を配る
Rollin' Age 淋しさを
Rollin' Age 他人に言うな
軽く軽く傷ついてゆけ
Rollin' Age 笑いながら
Rollin' Age 荒野にいる
僕は僕は荒野にいる
黒白フィルムは 燃えるスクラムの街
足並 揃えた幻たちの場面
それを宝にするには あまり遅く生まれて
夢の なれの果てが転ぶのばかりが 見えた
Rollin' Age 淋しさを
Rollin' Age 他人に言うな
軽く軽く傷ついてゆけ
Rollin' Age 笑いながら
Rollin' Age 荒野にいる
僕は僕は荒野にいる
9桁の数字を 組み替えて並べ直す
淋しさの数と同じ イタズラ電話
ボックスを叩く街の風が冷たい
どうしても1つだけ押せない組がある
Rollin' Age 淋しさを
Rollin' Age 他人に言うな
軽く軽く傷ついてゆけ
Rollin' Age 笑いながら
Rollin' Age 荒野にいる
僕は僕は 荒野にいる
荒野にいる
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